金型(デザイン)設計
2Dで描かれたデザインを3D図面に起こすデザイン設計は、
金型の精度を左右する重要な工程だ。
デザイナーの思い描いたイメージを立体物に具現化するだけでなく、
コスト面まで見据えた上で実際に量産可能な形状に落とし込むためには、
長年の経験値と技術が必要とされる。
2Dで描かれたデザインを3D図面に起こすデザイン設計は、 金型の精度を左右する重要な工程だ。 デザイナーの思い描いたイメージを立体物に具現化するだけでなく、 コスト面まで見据えた上で実際に量産可能な形状に落とし込むためには、 長年の経験値と技術が必要とされる。
デザイナーのイメージを、
いかに量産できる形へ落とし込むか。
デザイナーのイメージを、
いかに量産できる形へ
落とし込むか。
デザイナーの2D図面(平面図)を元に、CADを使って3D図面(モデリング)を作製する。場合によっては「プロト枠」(手作りのサンプル)が支給されることもあるが、そこからさらに実際に商品として量産できる形に落とし込んで作成した3Dモデリングをベースに金型設計を行う。 デザイナーが意図するデザインの方向性を的確に理解する力に加え、量産を想定しながらできるだけオリジナルのアイデアに近い形で表現する力と経験が必要となる。
金型の精度を高める3D図面。
2D図面のみで金型を作る場合に比べて、3Dデータから使った金型は精度が格段に高くなる。また、金型は消耗品であるため、フレームの量産段階で何度も使用されるうちに型が消耗し割れてしまうこともある。しかし3Dデータがあることで何度でも全く同じものを作り直せると言うメリットも生まれる。
「かたまり感」と同居する、
ラインと面の美しさ。
一見シンプルに見えるフレームだが、一体的な「かたまり感」を表現するために、通常は複数のパーツで作られる造形を一枚の無垢の板から削り出しているため難易度は高い。さらに、その「かたまり感」の中にあるラインと面の美しさを表現するために、細かい部分での面の繋がりが複雑なデザインにもなっている。切削とプレスの複合加工を必要とすることに加え、プレス型の強度を高めるために、実際の完成形には不要な余肉部分も意識して残しながらなめらかにつなぎ、¬デザインを具現化していく。
金型(デザイン)設計を採用している商品
金型(デザイン)設計を採用している商品